ドイツ政府、新たな原材料戦略を承認

　　ドイツ連邦內閣は同日、ブルドーレ経済相が提出した新原材料戦略を承認した。この戦略は主に非エネルギー型鉱物原材料、例えば電子工業に重要な希土類に関する。ブロウドラー氏は、「工業用原材料の供給はドイツのハイテク戦略的地位にとって極めて重要だ。ハイレベルな原材料対話と10月4日に設立された原材料署を通じて、我々は強固な基礎を築いた。今日提出された原材料戦略は、ドイツの原材料供給をさらに保障し、新たなグローバルな課題特に、ますます激しくなる重要な工業原材料の國際競爭に対応する」と述べた。

新しい原材料戦略は多種の方式でドイツ経済界の原材料の供給源開拓を支持し、主に以下の措置を含む：

1.融資と直接投資を保障する、

2.連邦地理科學と原材料研究所に依拠する原材料署は商業用途の地質探査研究開発を擔當し、そして相応のコンサルティングを提供する。

3.世界中に広がる対外貿易促進ネットワークを通じて國際原材料プロジェクトに政治的支持を提供する、

4.原材料の取得、加工効率と中古原材料の回収利用率を高めるため、連邦教研部が出資してヘルムホルツ連合會に関連研究所を設立し、研究開発を強化する。

5.原材料埋蔵量が豊富な國との二國間構築原材料パートナーシップは、今後のドイツ外交、経済、発展政策目標と密接に結びつくだろう。

6.経済法に合致する前提の下で原材料市場の金融往來と取引を監視測定し、原材料市場の不良な発展傾向を早期に発見し、是正するため、

7.原材料の豊富さと二國間対話において、國際原材料市場の貿易歪みを減らすことは対外貿易の核心テーマであり、EUの他の加盟國と共に斷固たる対応措置をとる、

8.歐州委員會の歐州連合工業原材料保障改善の努力を支持する、

9.原材料分野の外國人専門家と管理者の育成と再教育を強化する、

10.原材料の重要議題をG 8/G 20會議の議事日程に組み入れる。

原材料経済問題のほか、この戦略には外交、発展、環境政策の原則と目標が含まれており、原材料不足による衝突を回避し、環境への危害を減らすことを目的としている。この戦略は內容的に歐州委員會の原材料提案と補完している。