アジアのアパレル産業統合は「抱団出海」に意欲
アジア諸國は連攜して、アジアのファッション圏を構築し、アジアのファッション産業資源を統合し、最終的にアジアの文化と価値基準に基づいた世界的なブランドを形成しなければならない。
アジアは世界の衣料品と部品の最も効率的な製造センターで世界の紡績衣料品市場の半分を占めているが、依然として國際アパレル産業チェーンの最ローエンドにある。アジアのアパレル産業が「連合」の力で國際市場へのプラットフォームを模索していることが分かった。
「世界の衣料品大手ブランドや小売業者はアジアからの調達に力を入れており、アジア各國の衣料品輸出量は上昇しているが、アジアの衣料品メーカーの衣料品価格は年々低下していることは無視できない」。
第2回アジア服裝大會で、中國から來た有名な企業家は、アジアの輸出業者が西側市場のシェアを爭うために激しい競爭をしているため、西側のバイヤーはデザイン、製品開発、サンプリングの費用を産業チェーンの最も低いアジアのメーカーに転嫁し、アジアのメーカーの利益を蠶食していると指摘した。
その中にはもちろん中國のアパレル企業も含まれている。現在、世界の織物とアパレル市場では、中國が主導的な地位を占めている。また、アジアにはバングラデシュ、スリランカ、ベトナム、フィリピンなどの潛在的なアパレル輸出國が現れている。
輸出が増えるにつれて、その中の一部の國はEUと米國からのボイコットに遭遇している。アジアはすでに世界の衣料品と部品の最も効率的な製造センターとなり、世界の紡績衣料品市場の半分を占めている。統計數字によると、2005年の世界の既製服輸出総額は2756億ドル、アジア諸國の輸出は1315億ドルで、47.7%を占めている。
アパレル業界で20年以上奮闘してきたある企業家は、「20年奮闘して、ブランドを『中國ブランド』にしただけで、私たちは世界ブランドとの距離はまだ遠い。もし中國が世界経済強國になれず、中國のアパレルが世界の流れをリードできなければ、私たちも従うしかない」とため息をついた。明らかに中國の経済発展のレベルを証明するには十分ではない。
國際ファッションの受動的な輸入者として、アジアのアパレル産業は「製造」から「創造」へと移行する共通の新しい文脈の下で、まず「連合」の力を考えた。分析者は、アジアのアパレル輸出國が連合すれば、今後どの加盟國が歐米制裁に遭遇した場合、交渉の重みが増すとみている。
資料によると、アジアのファッション市場の半分以上の対外貿易は域內で行われている。業界関係者は、「『アジア市場』は『國際市場』でもあり、アジアファッション産業の発展にとって、アジアアパレル業の共通利益を維持し、産業間の情報交流を促進し、二國間及び多國間の協力を強化し、アジア産業と市場の共同発展を推進することは、産業の全體的な向上、『集団出海』を促進するに違いない」と考えている。
先ごろ開催された2008中國アパレルフォーラムで、日本のグラフィックデザイナーの原研哉氏もこの現象に言及した。中國のアパレル企業家と検討した際、アジア諸國は連攜してアジアのファッション圏を構築し、アジアのファッション産業資源を統合し、最終的にアジアの文化と価値基準に基づいた世界的なブランドを形成すべきだと提案した。しかし、中國を含むアジア各國のアパレル産業は現在、「ブランドの向上」と「國際化」という2つの難題を解決しなければならない。どのようなプラットフォームを通じて、アジアのアパレルブランドを自國市場からアジア市場へ、國際市場へと拡大することが重要である。
7月にマカオで開催される「パイオニア?アジア」は、その背景に業界から期待され注目を集めている。アジアのアパレル産業界、ファッション業界がアジア地域に立腳した大型ファッション発表は初めて。
責任編集:許琪雲
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