ホンジュラスの紡績業が大きな打撃を受けてリストラブームに

ホンジュラス紡績工業協會のファクサイ會長はこのほど、米國の紡績品市場の需要萎縮の影響で、ホンジュラスの紡績業にはすでに「リストラブーム」が起きていると述べた。

洪紡績工業協會が提供したデータによると、紡績品の輸出はホンジュラスの輸出総量の50%を占めているが、米國は現在のホンジュラス紡績品の最も主要な輸出先國である。世界的な金融危機の影響を受けて、2008年後半以降、米國內の繊維製品の需要が大幅に縮小し、ホンジュラスの繊維業界の発展に大きな打撃を與えた。初歩的な試算によると、今年8月から10月にかけて同國ではいくつかの紡績工場が倒産し、9100人の労働者が失業した。今年末に同國の紡績業の人員削減総數は1萬5000人に達する見通しだ。

ホンジュラス紡績工業は中米と米國の間の自由貿易協定の恩恵を受けており、輸出紡績品は米國市場に進出する際に関稅減免の待遇を受けることができる。それでもファクサイ氏はホンジュラスの紡績業の先行きを懸念している。彼は、運用コストを削減するために、需要市場の萎縮による「リストラブーム」が2009年にはますます激しくなると述べた。

中米の主要織物輸出國として、ホンジュラス紡績業は2008年初めに同國に13萬2000の雇用を創出した。紡績工業は同國の就業率を保証する最も重要な業界である。

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